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英語は7つの動詞でこんなに話せる(10)― Take(2)2017.11.21


 下記は、takeで一番よく使われる用法なのではないかと思います。日本語では物の場合は「持って行く」、人の場合は「連れて行く」と言いますね。

 Can you take this report to Ms. Chin?(このレポートをチンさんに持って行ってくれる?)

 You should take your umbrella with you. (傘を持って行ったほうがいいよ。)

 I’d like to take you to Kyoto. (あなたを京都にお連れしたい。)

Take vs. Bring


  Takeとbringを逆さまに使っている人は、日本だけでなく、インドを含むアジア全域や中近東でも見られます。私は、マレーシアの病院で”Bring this to the reception.”と言われて困惑しました。「これを受付に持って行って」と言うなら、正しくは”Take this to the reception.”です。

 Takeは自分のところから離れて別の場所に持っていくというイメージです。

 Can you take the cup to the kitchen?(コップを台所に持って行ってくれる?)

 

 一方のbringは、自分のところに持ってくるイメージです。

 Can you bring me my cup?(私のコップを持って来てくれる?)

 

<話し手の場所>

 Can you take it to the office? (それを事務所に持って行ってくれる?)

 は、話し手が事務所にいるのであれば、次のようになります。

 Can you bring it to the office? (それを事務所に持って来てくれる?)

 

 それに対する返事は

 Sure, I can bring it with me. (いいよ、持って行くよ)

 

  下記のような場合、「相手のところに自分と一緒に移動する場合はbringを使う」と考えると、覚えやすいと思います。

 I’ll bring wine to the party. (パーティーにワインを持って行くね。)

 Can I bring my friend with me?(友達を一緒に連れて行ってもいい?)

Take Off


 さらにTakeは、さまざまな副詞とともに実に多様な意味で使われます。ここでは”take off”のみ紹介しておきますが、その他、多くの「take+副詞」については、ぜひ『英語は7つの動詞でこんなに話せる』を参照してください。

 You should take off your hat.(帽子は取ったほうがいいよ。)

 Do I need to take off my shoes here? (ここで靴を脱がないといけない?)

   The plane took off on time. (飛行機は時間通りに飛び立った。)

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。

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