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イスラム教優勢国で働くためのビジネスマナー

イスラム教優勢国で働くためのビジネスマナー

イスラム教優勢国で働くためのビジネスマナー

インドネシアは、国民の9割がイスラム教徒で、島によってはそのマジョリティが異なります。ジャワ島ではイスラム教、スラウェシ島ではキリスト教、バリ島ではヒンドゥー教、など地域によって、それぞれの宗教の信仰が尊重して成り立っている国です。そして、人々の日常生活は宗教上の儀式や祭日によって動いています。この環境は日本とは大きく違う点で、一緒に仕事をする上では、クライアントに対してはもちろん、上司・同僚・部下に対しても、特有のビジネスマナーが存在します。

日本の場合、仕事場に家庭の事情や個人的な宗教観を持ち込むことは、ナンセンスという常識があります。しかし、インドネシアでは逆に、仕事のなかに宗教を持ち込むことで、出世やビジネスチャンスの理由になるケースもあります。また、社内の円滑なチームワークを築く上でも宗教観への理解は必須で、それはインドネシアの日系企業に勤めた場合でも変わりません。

もっとも基本的な、食事や接待のマナー

国民の9割という大きなシェアを占めるからといって、ビジネスシーンで出会う人たちが全員「イスラム教徒」と思い込んで話を進めてしまうのは危険です。中華系華僑の人たちの多くは、仏教徒やキリスト教徒です。冒頭で述べているように、インドネシアでは宗教のアイデンティーが重要視されている国なので、相手の宗派をちゃんと正しく把握して、会話を進めると失礼がないでしょう。

例えば、ランチやディナー・ミーティング、接待などを設定するとき。イスラム教徒の人には「Halal(ハーラル)」の店を選ばなければいけないですし、豚肉は厳禁です。一方、ヒンドゥー教徒の人は、豚肉が大好きで、敬虔になればなるほど牛肉を食べません。敬虔なイスラム教徒であれば、アルコール飲料も避けなければいけない場合もあります。

しかし、マニュアルに書かれた通りの対応や接待を行っていても、人間関係の距離は縮まりません。「その人」自身のキャラクターや個性を見極めましょう。インドネシア人は人間関係、コネを重視し、自分の知人だから、という理由で特別な対応や決断を行うこともあります。取引先とは、マメに連絡をとり、一緒に食事をするなど親密度を上げると良いでしょう。

イスラム教の人でも「ビールやワインが大好きだ」、「日本のトンコツラーメンが大好きだ」、という人もいるので、相手が求めている本質を見極めてコミュニケーションを図ることで、よりいっそう良好な関係が生まれます。

理解しておきたい、仕事中にも行われる礼拝の習慣

イスラム教徒の人たちは、1日に数回メッカの方角に向かって礼拝をする習慣があります。それは職場でも必ず行います。仕事の途中に居なくなって、お祈りをしていることは日常茶飯事です。職場でも、必ず礼拝用の場所を定めて、提供しなければいけません。また、金曜日はモスクに訪れて礼拝する「金曜礼拝」という習慣もあります。金曜日の午後からは、社員のほとんどが帰ってしまったり、営業時間が短くなっていたりします。得意先だけでなく、同じ職場で働く上でも、その習慣を理解することは必要です。

1年に一度の断食月ラマダーン

毎年、7月・8月頃にラマダーンといわれる断食月があります。断食明けの祝日「イドゥル・フィトリ」までの1ヶ月間、イスラム教徒たちは日の出から日が沈むまで、毎日、飲み物、食べ物、喫煙などを一切摂りません。 イスラム教徒たちにとっては、毎年の恒例行事で慣れているとはいえ、ラマダーン中は、仕事にも影響をきたします。なかには、イライラしたり、集中力を欠いたりする従業員もでてきます。運転手は、運転中に交通事故のリスクが高まるので注意が必要です。

ラマダーンの後、インドネシア最大のロングバケーションが始まります。とくに、首都ジャカルタをはじめイスラム教徒が働く地域のビジネスは完全に停止します。また、物価が上がってしまうこともあります。あらかじめ、この時期を予測して、納期や経費を設定しておかないと、業務上で大きな打撃を受けることになり兼ねますので、ご注意を。

イスラム教への誤解

昨今、宗教に関わる怖いニュースが流れることがあります。インドネシア で働くのであれば、ある特定の固定観念でイスラム教を判断することはやめましょう。もちろん、危険を回避する警戒心はどこの国にいても必要です。悪い人はどこの国にもいます。しかし、基本的にインドネシアの人たちは親日家の人も多く、優しくフレンドリーです。インドネシアで働くことで、今までと違った価値観が生まれ、みなさまの知恵や知識になっていくはずです。

※グラフ、図録は 転載:Religion in Indonesia by the Numbers: Demographic Dynamics Based on Population Census of 2000 and 2010 written by Agus Indiyanto of the Center for Religious and Cross-cultural Studies at Gadjah Mada University (UGM CRCS)


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