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転職は日常茶飯事?外国への転職2014.01.10

海外に仕事を求める人が増えている

以前は終身雇用の企業が多かった日本でも、景気低迷が続きもはや大企業に就職できたからといって一生安泰ということもなくなってきています。ここ数年以内に転職活動を経験した方なら、雇ってくれる会社があるだけでもありがたいと感じているかもしれませんね。

 

このような状況の中、日本企業に留まらず視野を広げ、自分の能力を活かせるチャンスを求めて海外へ飛び出す人も増えています。

 

今回は、日本のこれまでの雇用形態と、海外への転職事情についてみていきましょう。

転職における日本と外国との違い

日本には長年、新卒入社から定年退職まで同じ会社に勤める「終身雇用」が定着していました。一旦就職すると、自分の仕事人生をその会社で過ごすのが当たり前でした。会社は何かとお膳立てをして社員を守る代わりに、社員も会社に忠誠を誓う暗黙の了解のようなものがあり、会社の支援で資格取得やキャリア向上をすることが可能でした。会社を出て新たな場所でチャレンジするというのは一般的ではなかったのです。

 

しかし近年、大企業であっても終身雇用の確約は厳しくなってきているのが現実です。また、自分の能力を活かした転職が当たり前になってきました。自分のキャリアをどう伸ばすか、待遇や給料アップをどう目指すかは自分次第という外国企業のスタイルになりつつあるのです。自分自身や友人の転職の話も、とても身近に感じられるのではないでしょうか。

 

多くの外国では元々終身雇用の概念はありません。転職するにしても、給料や待遇さえ良ければすぐに転職するのか、キャリアアップ重視でじっくり考えてから転職するのかは人それぞれ。外国では「転職して精一杯やって、ダメなら次に行こう」という感覚であっさりと職を変える人もいるようです。企業側も転職者に対する受け入れ体制も整っているのです。

転職における日本と外国との違い
外国への転職も視野に

では、外国への転職状況はどうなのでしょうか?

 

まず、国によって異なる雇用情勢について調べておく必要があります。現在は世界全体で景気が良いとは言えませんが、中国、タイ、シンガポール、マレーシアなどのアジア新興国では雇用が比較的多くなっています。特に新興国ではIT化が進んでおりエンジニアの採用が増加傾向にあります。

 

また外国では、日本のように「新卒」「中途採用」といった区切りがはっきりしていません。これらは問題ではなく、「即戦力になるかどうか」や「一緒に働きたいと思える人物か」が重視される傾向にあります。ある程度日本でのキャリアがある人の方が外国での転職に有利になる場合もあります。

 

また、日本では不利になりがちな年齢も、外国では重視されないところが多いようです。外国企業の採用面接を受ける場合は、日本企業での実績や、それまでに転職経験がある場合はそれによって得たキャリア、また仕事に役立ちそうな自分の人生経験などをアピールすると良いでしょう。特にキャリアを積んできたミドルエイジの人にとって、外国での転職が有利になる可能性もあります。

 

転職を考えている方、また転職活動中の方は、転職先候補を日本企業だけに絞らず、外国企業への転職も選択肢として入れてみるもの良いかもしれません。

 

ちなみに海外転職の場合に必要になるビザについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

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