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転職コンサルに直撃!海外転職希望者が専門エージェントを選ぶべき理由2014.07.07

日本を飛び出して、海外でアクティブに仕事をしたい。そう考える人の数はここ数年、飛躍的に増加しています。ところが、海外での転職をサポートする体制が現在、社会全体で整っているとは言い難い状況です。個人で動くには限界があります。そこで頼りになるのが、専門エージェント。

今回は年間100人を超える転職希望者の相談に乗り、海外でのキャリアアップをサポートしている コンサルタントの松本さん(38歳)に聞きました。

圧倒的な情報力とスタッフ力は専門エージェントならでは

多数の転職希望者を海外へ送り出してきた松本さんによると、専門エージェントの強みは大きく3つあるとのこと。

一つ目は、「日本国内はもちろん、世界中の仕事情報を取得できることです。海外の求職情報や市場の動向などは、特別な情報網がなければ手に入りにくいものです」。やはり、専門の機関でないと入らない求職情報も多いようです。

そして、2つ目は「コンサルタントの経験の差」。専門エージェントには、コンサルとしてのみキャリアを重ねただけではなく、ビジネスプレイヤーとして海外で揉まれてきた人も多くいます。松本さんいわく「実際に海外赴任経験のあるコンサルタントが在職しているケースも多いですね。そのため、自分が経験したことをダイレクトに伝えることができます」。

そして、最後は「渡航にあたっての事前情報、ビザ取得情報などについての情報も持っていることですね。書類の提出や申請の手続きは当然国ごとに異なりますし、細かい変更などもよくあります」。つまり、求人情報と同様に、周辺情報にもタイムリーさが求められる。それが、海外転職と言えるでしょう。

転職活動時だけじゃない。アフターサポートも重要

専門エージェントを選ぶメリットは、実は就職が決まった後にも。就職先が決まった後のサポート体制には、特筆すべきものがあります。「現地に飛んだ後、住居を自分で探さなければならないことは普通です」と、松本さん。

日本でもそうですが、住居の契約には面倒がつきまといます。「日本では家賃の相場くらいネットを調べればすぐ出てきますが、海外では極端に情報が少なくなります。その辺の生活情報のアドバイスを受けることができます」と話す松本さんは、自らの経験や海外生活で培った感覚を伝え、数々の転職を実現させてきたと言います。

一方で、専門エージェントを選ばなかったばかりに失敗したケースも目にしてきたそうです。「大半の専門エージェントは、海外に現地法人やアライアンス企業を保有しています。ところが、専門業者以外はアライアンス先を持っておらず、渡航後トラブルに遭った際に相談する窓口を持っていません」。

例えば、契約期間内にもかかわらず理不尽な理由で解雇を通告された場合、現地のアライアンス先に助けを求めれば改善へと動いてくれます。専門ではないエージェントで就職することも当然できますが、こうしたトラブル時のサポート体制が整っているかどうかは必ず確認しておく必要があるでしょう。

海外転職はグローバル志向を身につける絶好のチャンス

海外でのキャリアアップを目指す若者たちを間近で見てきた松本さんに、「海外転職に向いているのはどのような人ですか?」と聞いてみると「人と積極的に関われる力がある人」という答えが返ってきました。「日本のように言わなくても察してくれる、ということはまずありません。自分の要求を常に口に出していける人が有利でしょう」。

「語学力はもちろん大事ですが」と話す松本さん。「海外勤務をすることで、語学力は自然と上達します」とのこと。松本さんは海外勤務を通して、語学力に加えてグローバル志向が身につくことが何より大事と考えていました。

最後に、海外転職を考えている人たちにメッセージをいただきました。

「日本では、海外勤務は日本に比べて気楽だと思われている面もありますが、決してそのようなことはありません。海外では刺激的な現地生活を体験できる反面、さまざまな苦悩や失意に苛まれることもあります。強い心で転職活動に望んでください」。

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