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タカシの外資系物語

タカシの UK武者修行?!(その6)2018.07.31

Where am I staying, now ?


(前回の続き) 久しぶりの英国出張・・・、遠い昔、数か月ばかりロンドンで過ごしたことがあるという、しょうもない過信から、事前の下調べを一切しなかったタカシ。結果、ヒースロー空港から目的のホテルまで、なんと4時間を要してしまい、すでに時刻は午前2時。疲労困憊でベッドに倒れこむように眠ってしまいました。あほか、わしは・・・。明日からの出張本番、大丈夫なのか、ホントに・・・。


冒頭からみなさんに、1つ告白しなければならないことがあります。今、私はどこにいるか? ロンドンに決まってるやんけ! ってことではなくて(ロンドン出張は6月でした・・・)、リアルにこの文章を書いている、生放送の私はどこにいるか? 通常、このコラムは、Webにアップされる前週の週末に書いていることが多いので、つまるところ、7月末時点に、どこにいるか? という問いです。さて、どこでしょう?

 

正解は、シンガポールにある某ホテルのカフェテリア! 優雅(かどうか、わからんが・・・)に朝食をとっている最中なんですねーー。Viva Singapore!(って、テンション高し・・・) 海外において、一人で食事をする際、私はたいてい、iPhoneで音楽を聴いています。それも邦楽! 異国の地で聴く日本語って、やっぱ落ち着くんですよねぇ・・・。今日は、小沢健二さんの『LIFE』というアルバムを、超久しぶりに聴いています。なぜゆえに小沢健二さんかというと、ダイジョブで私のコラムを担当いただいているOさんが、小沢健二さんの大ファンらしく、私も聴いてみようかなと思った次第。2曲めの「ラブリー」が流れてきました、懐かしーーー(T-T)。

 

で、話を戻すと、私は今、シンガポールのホテルで、ロンドン出張時のエピソードを書いている、ということになります。つまり、ボヤボヤしているうちに、次の海外出張になっちゃったというわけですな。加えて、ロンドンのエピソードは、ホテルに着いたばかりで、まだ本編が始まっていないときた! ( ̄∇ ̄)ハッハッハ、余裕、余裕・・・

欧米よりアジアが勝るもの って何?!


このままのペースでいくと、シンガポール出張のエピソードがすっ飛んでしまう可能性が高いので、少しばかり、気になったことを書いておきます。これはロンドンではなくて、シンガポールの話なので、くれぐれも誤解なきよう・・・(ややこしい!)。

 

シンガポールで今流行っているのは、なんとサッカーです。この週末も、ヨーロッパのクラブチームがシンガポールの国立スタジアムで対抗戦をすることになっていて、街は大騒ぎでした。参加チームは、アーセナル(イングランド)、パリ・サンジェルマン(フランス)、アトレティコ・マドリード(スペイン)ちゅうことで、ファンにとっては垂涎のカードが組まれています。さすがサッカー、グローバルにビジネスが展開されています。

 

空港からホテルに向かうタクシーでも、私が日本人だと気付いた運転手さんから、「W杯ポーランド戦の残り10分、あの戦い方は、日本の武士道に反しているんじゃないか!」と、ステレオタイプ的に問われる始末。ま、何にしても、日本が話題になることはいいことだし、世界中の人と、同じルール・目線に立って話ができるというのはいいことだと思います。

 

さて、みなさんは海外出張の際、朝食はどうしていますかね? 一般に海外出張時というのは、機内食も含め、いつもより食べ過ぎる傾向にあります。夜もついつい、ご当地の名物を食べちゃいますしね・・・。よって、基本的に、私の場合は、海外出張時の朝食はスキップすることが多い。

 

もちろん、午前中の予定がタイトでない日などがあれば、ホテルで朝食を食べることもあります。今日はその日というわけ。結果、これまで相当数のHotel Breakfast を食べてきたわけですが、1つ言えるのは、“東高西低”、つまり欧米よりもアジアの方がおいしい、ということです。これは私がアジア人だから、というわけではなく、欧米人の同僚に聞いても同じことを言います。「アジアの朝食の方がうまい!」と・・・。

 

最も端的に、“東高西低”ぶりが味わえる朝食は、オムレツだと思います。コックさんがその場で焼いてくれるやつ。日本をはじめとして、アジアのオムレツは、超ふんわり仕様で、絹のような肌触り。一方、欧米のはというと、フライパンで無造作に焼いて、ドン! みたいな・・・(T-T)。コックさんがわざわざ1枚ずつ焼いている意味がない! ま、食べちゃえば同じなんですが、風情を味わうという意味では、間違いなく、アジアに軍配が上がるように思います。

タカシのお目当ては、人もまばらで・・・!


朝食を済ませた私は、出張の大きな目的の1つである “AI Summit 2018 @London” に向かいました。会場はホテルの横にある ExCeL LONDON です。ここは、ロンドン郊外にある巨大なコンベンションセンターでして、日本でいうと、東京ビッグサイトや幕張メッセのようなところ。今回、この巨大な会場に、人工知能関連の先端技術が世界中から集められるということで、すさまじい人だかりが、会場全体を取り囲んでいました。

 

入り口には、入場パスを入れておくチケットホルダーが山のように置いてあり、みんな、先を争うように取っています。そこから歩くこと10分、どんだけ広いねん・・・ という会場の奥に、“AI Summit 2018 @London” のエントランスがありました。すでに、かなり疲れておりますが・・・ハァハァ(T-T)

 

今日はイベントの初日にもかかわらず、かなり混んでいる。この手のイベント、たいていの場合は、初日はあまり混まないのです。なぜなら、イベントの最終日が金曜にセットされることが多く、ゲストスピーカーとかも、最終日に合わせて大物が来ることが多いので。でも、このイベントに限っては、初日から激しく混んでいる。ま、テーマが旬ですからねぇ・・・。

 

どこのブースも、すでに人が溢れかえっています。「こりゃ急がないと・・・」 ディズニーのファスト・パスみたいなのがあればいいのですが、そうもいかないので、私は目当ての金融コーナーに向けて、小走りに駆け出しました。で、着いてみると、

 

「ありゃ、スカスカじゃないすか・・・。いったい、どうしたの?!」

 

目当ての金融コーナーには、人もまばらで、関係者しかいないような、開店休業中のブースもちらほら・・・。いったい、何があったのか? そして、その理由こそ、ヨーロッパにおけるAI事情を端的に表しているのです! 緊迫の次回、乞うご期待!

(次回に続く)
 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

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