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第一印象で心を掴む服装術

これは使える!面接前の服装・身だしなみチェックリスト<女性編 1>2014.09.17

企業では中途採用者の面接は夏休みの時期を外すことが多いものの、社員が休暇から戻って来る時期になると、また面接のプロセスが動きだして参ります。

 

そこで、今回は面接を受ける際の、服装・身だしなみを「元人事部マネジャーのイメージ・コンサルタント」の立場から二回に分けてお話ししましょう。

 

男性の読者の方がお読み頂いても、女性への服装アドバイスの助けになると思いますよ(あくまでもアドバイスを求められればのお話しですが。。(笑)

 

最初の数秒で第一印象は決まってしまいます。大切なことは、面接官にあなたの「知性」と「やる気」を感じてもらうこと。

 

先ず服装をチェックする場合は、必ず全身が映る姿見を使いましょう。そして靴を履き、バッグも持って実際に面接に出向く時のスタイルになって鏡の前に立って下さい。なぜ姿見でなければいけないとかというと、面接官は、顔だけではなく、全身の雰囲気からあなたを感じ取るからです。

 

上半身はきちんとしているのに、スーツに合わない残念な靴を履いて全体の印象を台無しにしてしまうというようなことがないように、頭の先からつま先まで、全身のチェックをしましょう。この際に、写真を撮ってみることもとても効果的ですよ。

 

細かいチェックをしていく前に、念頭に置いて頂きたい重要なことが二つあります。一つは、「正しい姿勢」、もう1つは「全身の統一感とバランス」です。どちらかが欠けてしまうと、あっという間にあなたの知性もやる気も覆い隠されてしまうので注意して下さいね。

 

I.正しい姿勢 - 胸を張った美しい姿勢から、面接官はあなたの自信を感じます。
鏡でチェックする時は、正面からだけではなく、横を向いてみたり、後姿も確認しましょう。

 

II.全身の統一感とバランス
1. 服が自分の身体のサイズに合っている
2. 色のコーディネイトが出来ている
3. 上半身と下半身のバランスが取れている
4. 身に付けているもの1点だけが極端に目立っていない
5. 自分の個性に合った装いをしている

 

5.に関しては、「こうなりたい!」と思う理想の自分を作る気持ばかりが前面に出た「本来の自分の個性に合わない服装」で面接に挑むと、相手にチグハグ感を与え、せっかくのあなたの知性を覆い隠してしまうということです。

自分らしさが表れている服装、例えば、長身でスポーティーな方がその恰好良さを活かして颯爽としたパンツスーツで現れたり、女性的な雰囲気を持つ方が、スーツの下に柔らかな素材のインナーを着ていたりすると、個性と服装がぴったりと合い、安定感のある印象を与えます。

それでは次に、上記の注意ポイントに沿って、服装の細部をチェックしていきましょう。

 

◆ スーツ
ジャケットの肩幅が自分の身体にぴったり合っている、袖丈が長すぎないことが大切です。

1cmの差が全身のイメージに大きく関わってきます。大き目のサイズを好む方もいらっしゃいますが、袖丈が長すぎたり、上着が大きすぎたりすると、「鈍さ」や「だらしない雰囲気」を醸し出すことがあり知的に見えません。

長身の方は、ジャケットの丈が長くても大丈夫ですが、小柄な方は、腰骨位の丈の短めを選んで頂くと、全身がすっきり見えます。

 

◆ シャツ、ブラウス
スーツスタイルがすっきりと見えるかどうかは、インナーが大きな役割を果たします。
襟の付いたジャケットに、襟を全開にしたシャツを着て、まるで就活生のような方を時々見かけませんか。あのスタイルは品がありませんし、何だか滑稽にも見えます。

襟付きのジャケットには、襟なしのインナーを選んだ方がすっきり見えます。只、面接はフォーマルな場ですので、いかにもTシャツとわかるようなものは避けて質の良い物を選んで下さいね。

外見が整えば、ご自身の自信につながります。次回は、ヘアスタイル、メイク、アクセサリー等についてお話し致します。

 

ご質問大歓迎です。お聞きになりたいことがおありでしたらいつでもどうぞ。

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この記事の筆者

荒木 裕子(あらき・ゆうこ)
Best Image代表 キャリア&イメージ・コンサルタント
東京農工大学非常勤講師

大学卒業後、日本企業勤務を経てアメリカへ留学。その後、スイス・ユニオン銀行、ドイツ銀行グループ等の外資系金融機関に17年間勤務。そのほとんどを、人材育成・開発、新卒採用業務にたずさわる。マネージャーとして社内研修を企画・立案・運営するほか、外部講師および学生の採用を行う。その経験の中で、第一印象で損をしている人の多さに驚き、内なる実力や知性が外見とも一致した「好ましい第一印象」を与えるにはどうしたらいいのかが、自分の中で大きなテーマとなり「イメージ・コンサルタント」として独立。
「第一印象で信頼を与える」イメージ・コンサルティングを得意とし、企業勤務の方や個人事業主からの依頼が多いほか、演奏家の舞台衣装等のコンサルティングを行う。また、これまでの企業勤務経験から、東京農工大学工学府非常勤講師として外国人留学生の就職講座を受け持つほか、大学生や大学院生に対しての個別就職指導を行う。

Best Imageのイメージ・コンサルティングでは、あなたを引き立てる色(パーソナル・カラー)を見つけ出した上で、更に、服、バッグ、靴に至るまで、どのようなデザインでどのような素材のもの(パーソナル・デザイン)を身に付ければあなたが今以上に美しく輝やくことができるのか、そして「相手から敬意を持たれ」、「尊敬される存在」となれるのかをご提案し、それをご自身で習得していただくことを目標としています。

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