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グローバルビジネスを勝ち抜く極意

海外生活での馴染み方2015.06.16

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もしあなたの海外赴任が決まったとしたら、グローバルビジネスへ足を踏み出す準備はできていますか?海外での新しい職場で上手くやっていけると思いますか?

 

運が良ければ、会社が異文化トレーナーを用意してくれるでしょう。しかし残念なことに大企業のみがそういったことに予算を割くことができるのです。同じ職場や身近に誰か貴方が行く先の海外支社で働いた経験がある人がいる場合は、その人を相談相手とするべきでしょう。食事や飲みに誘って、彼らの異文化での経験から来るアドバイスやヒントを得ましょう。

 

ビジネスにおける文化の違いについての英語でのブログやウェブサイトは十分すぎるほどあるので、これらが最初の良い情報源となるでしょう。間違いなく日本語でも同じようなものがあると思われます。それらが言うには、行先の国と都市の両方の良いガイドブックを選ぶということです。その地域の文化だけでなく、その歴史やその地域の住民が自慢にしている名所などを学ぶことができます。歴史や建築物などを少しでも知ることは後々役に立つでしょう。

 

いくつかの国では宗教色が他国より強い場合があります。良く知られているように、イスラム諸国では信仰がとても強く、食事や服装、行いなど多くの禁止事項があります。スカンジナビア諸国は、多くの人が無宗教なことで有名です。また、信じ難いかもしれませんが、アメリカの地方や南部では非常に宗教色が強く、逆にニューヨークやロスアンゼルス、シカゴなどの大都市では宗教はそこまで重要な役割を担っていません。あなたがどこか信仰深い場所にいる場合、その地域の宗教について学んでおくことで、祝日や習慣、(もしある場合は)禁止事項などを理解するのに役立つでしょう。

 

 

国の文化と各地域の文化は同じではありません。一定の共通の振る舞いや姿勢は全ての日本人に共有しているものがあります。しかし、関東と関西に滞在してみると、二つの地域で明らかな文化の違いがあることがわかります。京都と大阪のような隣接している地域ですら大きな違いがあります。そして同じことが全ての国々で言えます。ある場所で馴染むためには、国の文化と地域ごとの文化を理解することが重要です。

 

ブランダイズ大学インターナショナル・ビジネススクールの組織行動学のアンディ・モリンスキー准教授は、「グローバル・デクステリティ(グローバルな器用さ)」と呼ばれているものの発展を推奨しています。グローバル・デクステリティは異文化でのしきたりや振る舞いをその過程の中で自分を見失うことなく受け入れる能力のことです。しかしどのようにすればよいのでしょうか?

 

まず初めに、アンディは文化の6つの側面を認めることを勧めています:

 

直接性 その文化はどの程度直接的もしくは間接的なのか。
熱心さ どの程度前向きな感情を表すことを望まれているのか。
正式性

どの程度敬意を表すことを望まれているのか。

どの程度ドレスコードや言語が正式でなくてはいけないのか。
積極性 どの程度強く意見を表すことができるか。
自己主張 どの程度成果や達成したことを話すべきなのか。
個人的開示 どの程度自分自身を露呈することを望まれているのか。

 

これらの文化の側面を理解したら、自分自身の文化について考えるべきであり、そして乗り越えなくてはいけない課題を見分けなくてはいけません。例えば、あなたの文化がとても間接的で、慎ましく、非積極的なのに、直接的で、自己主張が強く、積極的なアメリカで働かなくてはならない場合は、快適ではないでしょう。

 

次に、習慣を変えることを学ばなくてはなりません。完璧に変えることは不可能でしょうし、いくつかの変化はゆっくりと行われるでしょう、しかし新しい習慣を、時間をかけて組み立てることが、異国の文化での生活のさらなる快適さと自信に繋がることでしょう。また自分自身の文化と新しい文化を混ぜることで、特別な熟練した「グローバルな自分」を作ることができるでしょう。相談相手や赴任先でできた友人がいる場合、彼らにどの程度あなたが現地に馴染んでいるのか聞いてみることも大切です。

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この記事の筆者

Noel Bradshaw
ロゼッタストーンラーニングセンター COO

Noel Bradshawは、経営コンサルティング会社アクセンチュアのロンドン支店にて経営コンサルタントとしてのキャリアを積んだ後、2年間JETプログラムに参加。現在はロゼッタストーンラーニングセンターでCOOに就任し、運営全般の指揮を執る。

Noel Bradshaw is the COO of Rosetta Stone Learning Center and started his career at management consulting firm Accenture. He came to Japan with the JET programme before joining Dean Morgan and has been with the company for 8 years.

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