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鈴木美加子のグローバル人材塾

名古屋大学・博士課程での講演を終えて、アサーティブについて思うこと2015.06.23

 

元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。

 

先週、名古屋大学の宇宙開拓リーディングプログラムの一環で、博士課程の学生さん達に英語で「グローバル人材のためのコミュニケーション講座」を行ってきました。

 

40名くらいの学生さん達に講義をさせていただき、若返った感じです(笑)

 

講義はスタイルとしては、プレゼンテーションの延長でもあるので、まずは聴衆の分析からです。

 

私は勉強嫌いで、正直、理系の博士課程の生徒さんに対して、どのようなことに気をつければ良いか全くわかりませんでした。

 

それならば情報収集というわけで、世人塾3期の卒業生に2人いる理系のPhDホルダーにメールを出し意見を求めました。たまたま二人ともアメリカ出張中でしたが、丁寧にアドバイスをくれて本当に助かりました。「ロジカルでさえあれば、あとはそんなに気をつける点はないです。あとは、いつものように聴衆を引き込んでください」と言ってくれました。

 

聴衆を引き込むかぁ、社会人相手だとわかるのですが、学生さん相手にどうしようか。グローバル人材になることに興味がある人も、単位を取るために出席している人もいるんでしょうからねぇ。どうやって引きつけよう。

 

社会人でも一方的な講義では飽きてしまうということは、学生さんならなおのこと、エクササイズを入れて実践するがないと寝ちゃうかも?(笑)

 

業界をまたいでの転職が多かったキャリアを生かして、外資系での自分の失敗談、他の方の失敗談もたくさん話したいところですが、どの話なら、仕事をしたことがない方々に響くのでしょう。自分のネタ話を書き出してみて、学生さんにも理解できて共感しやすいものを選びました。

 

さぁ本番!

 

グローバル人材養成塾の世人(せじん)塾の参加者に、外国語でプレゼンテーションをするときは、必ず3回はリハーサルしてくださいと言っている手前、ぶっつけ本番はまずい(笑)

 

かと言って、1.5時間の授業を3回リハーサルしたら、4.5時間かかってしまいます。出張前バタバタして時間の余裕がなく、新幹線の中でリハーサルすることになりました。

 

外資系での異文化ストーリーは、学生さんに受けやすいものを選んだので、どれもヒットで安堵しました。

 

真剣に聞いてくれていたので、講義は成功だったと言えるでしょう。

 

講師の方から、ちょっと物足りなかったのは、エクササイズを個人で又はペアでやってもらったあと、最初にクラスと回答をシェアしてくれるのが、常に外国人留学生だったことです。

 

日本人学生に欠如しているものは、明らかに「アサーティブネス」です。

 

「人前で話したくない、話せない、恥ずかしい」が、大学生の段階ですでに顕著に表れていて、母国の文化の影響がいかに大きいかを感じました。

 

手を挙げてくれた留学生たち、英語ペラペラかと言うと、一人を除いてそんなことはありません。でも、失敗を恐れないしやってみようと気概があります。

前に出て全体に向かって話さないといけないときにも、せっかくプロの講師が来ているのだから、やってみよう精神が出るわけです。

 

日本は、「間違いを恐れる、防ごうとする」文化なので、本当にやっかいだと残念に思いました。日本人以外とコミュニケーションする際に、積極的に話せないことは弊害になりますし、最悪は「能力がない」ことになってしまいます。

 

講義後、一人の学生さんが私のところにいらして、「日本に住んでいて日本人と生きていかなきゃいけない環境で、どうすればアサーティブになれるのでしょうか?」と個別に質問されました(笑)

 

みんなの前で聞けないところが、既にアサーティブではないのですが、まぁそれはいいとして、皆さんどう思われますか?

 

私は、「二つの環境を作って、使い分ける練習をするしかないですね」と答えました。

 

英語と日本語の語学の特性と背負っている文化の違いは、想像を絶するほどありますよね。そしたら、両方を体験できる場を持つしかないと思うのです。

 

私はGE Japanを皮切りにずっと外資系勤務だったので、常に英語人が職場にいました。それが無理ならば、国際交流パーティや、英語のサークルや、SKYPEでのチャットや、airbnbのようなシステムで外国人の家に泊まるとか、この時代、異文化に触れる場所を見つけるのは簡単だろうと思うのです。

 

ご自分がどのくらいアサーティブか把握されていますか?

 

アサーティブが具体的に何を指し、英語でどんな言い方を使えば良いかわかりますか?

 

アサーティブになりたいですか?

 

どれか一つでも当てはまったら、世人(せじん)塾の2時間版オープンセミナーに出てみてください。アサーティブにならざるを得ない環境を作って、お待ちしています。

 

今晩(6/23)、1席でしたら追加でご用意できると思いますので、info@atglobe.jp までご連絡くださいね。早い者勝ちです(笑)

 

最後は7/2(木)です。そちらは、まだ若干お席がございます。お申込みはこちらまで↓↓

 

グローバル人材になるための必須スキルを習得「世人塾」オープンセミナー

 

アサーティブネスを身につけて、グローバル人材に近づきましょう!

 

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

 

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