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ななよづきのキャリア相談室

ミスすることの大切さ2017.02.14


グローバルな転職をお考えの皆さんはすでに「ミスすること」の重要性についてはすでに理解しているか、または理解する十二分の素地があると考えています。その理由は後ほどご紹介するとして、ここでみなさんに思い出してもらいたい事例を紹介したいと思います。そして、「ミス」という心が折れてしまうような厳しい状況を少しでも前向きにとらえてもらえたら私にとっては一番うれしいことです。嫌なキーワードだと思いますが、今回はミスについてご紹介します。

記憶に残るもの


ところで、人生において覚えていることとはどのようなものがあるでしょう。
些細なことから大きなイベントまでいろいろなものがあります。しかし長い年限を経ても覚えている記憶というのは、自分たちに「焼き付いた」とさえいえる強烈な環境の中で蓄えたものこそいつまでも保持できるものばかりではないでしょうか。

具体的な例をご紹介します。このコラムを読んでくださっている方の中には、複数言語の学習経験がある方も多いと思います。外国語の単語やそこから派生する様々なルールを覚えることに努力した経験があるでしょう。
特に海外での学習経験がある方については、生死に関わるとまでは言いませんが日本に住んでいた時とはかなり異なる体験をされたことがあると思います。
初めて一人で空港に降り立ったとき、自分が住む先を何とか探してたどりついたとき、初めて学校に行ったとき、いきなり指名されて発言できなかったとき、突然知らない人に話しかけられて意味が全く理解できなかったとき、予想もしなかったトラブルが発生したとき。
初めて一人でなんでもしなければならない状況に置かれるという意味で、留学したことのある方の経験談では本当に大変だったという話をよく聞きます。だからこそ覚えたことは、結果的に長く記憶に留まっていると思います。

では、私たちの日本語の記憶というのはどうなのでしょう。もちろん環境によって異なりますが、実は忘れてしまうものという意見を私の周りの知人たちは言っています。一定期間日本語に全く触れない期間を経るととっさに日本語の単語が出てこないことがあります。違う言葉でならすぐに出てくるのに。
そして何年も、年十年も日本語に一切触れない環境であるとほとんどの日本語を忘れてしまうようです。日本で育ち、日本語を長く使っていても一定の環境条件がそろえばかなりの日本語を忘れてしまう場合もあるのです。

過去を振り返れば、日本が戦争をしていた時に、多くの日本人が海外に行きました。そしてそのまま現地に残った方がいます。その中には、完全に日本語の環境が断絶してしまった方もいます。私もテレビを見てというレベルなのですが、ちょっとした単語やあいさつ程度はなんとか覚えているのですが、少し込み入った話になるともう日本語が出てこなくなり通訳を介して話すことが目につきました。
しかし、日本語の歌は何曲か日本語でうたえる方が多くみられました。おそらくとしか言えませんが、夏のお祭りなど子供の頃にとても印象に残ったイベントなどとリンクして覚えているのではないかと推察しています。記憶と印象との関係という点で覚えておいてください。

ミスの木を書く


話を「ミスすること」に戻します。
それでは私たちがミスをした場合にどのようになるでしょう。多くはショックを受け、悲観的になり、気分が落ち込むはずです。そしてその経験はインパクトが大きければ大きいほどこれからも記憶に残ってしまいます。

「残ってしまいます」と書きましたが、ここがポイントです。意図的に、記憶を残せるということです。ミスをチャンスにすることができるのがこの「ミスすること」なのです。ミスには多くの原因が伴い、それも広範に存在するものです。ミスの主原因を基に失敗をした要因をTree図にしてみればその広範さに驚くでしょう。このTreeをうまく活用すれば、広い分野において記憶を留めることができるということです。これを利用しない手はありません。


ミスにおけるショックが大きければ大きいほどその記憶の安定性と長期保存性は高まります。そしてミスの直後でもぜひ実践してほしいことがあります。「ミスを前向きに生かすことができる」ということを頭の片隅に入れておいて欲しいということです。
この発想がミスの対処をする場面でも、冷静な自分を取り戻すきっかけにもなるのです。そしてミスをすることで多くの場数を踏むことができます。結果的に自分の引き出しに多くの経験を貯蔵することができるのです。


理屈はわかりませんが、ミスを何度も乗り越えて来た方はどういうわけか説得力と打開力があります。そのことでプレゼンテーションや提案に厚みが出ることが多いというのはあくまで私の感想ではありますが、一定の結果を出した方に共通する事項です。実際、歴史上の偉人には多くの失敗談があります。
その上で最終的に大きな結果を作り出している方がほとんどではないかと思うのです。日本でいえば徳川家康。アメリカではリンカーン大統領やケンタッキー・フライド・チキンの創業者であるカーネルサンダースを思い出します。歴上の偉人でさえミスをしているのですからこれを一切なくするというのはほとんど不可能に近いのでしょう。しかし、「ミスをすること」が人を作るという点で言えば、それほど悪いものではないのです。

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この記事の筆者

ななよづき

現在40代ど真ん中の1児のママワーカー。
外資系の企業を渡り歩き続け、ママ業本気、ビジネス超本気の人生を過ごす。企業人事の枠を超え現在は人事コンサルタントとして独立。常成長し続ける組織を作るために、中小企業から大手企業まで幅広く支援を行い、近年はダイバーシティー推進にも注力。『働く』に男性も女性もパパもママも関係ないを信条に日々活動。

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