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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

出世したいのなら ― エクスポージャーアップ術(1)2015.02.03

今朝ほど部長からお願いされました。

 

「横浜さん、本部長からのリクエストで、プロジェクトXについて社長に途中報告メール出してくれるかな?」

 

来ました、来ました!社長への報告お願い。時々こういった社長への途中報告メールや途中報告プレゼンを頼まれるんです、私。

 

私の会社は大会社の一つです。きっと名前を言えば誰でも「知ってる知ってる!」って言ってもらえると思います。そんな会社の社長に「メールを出して」というリクエストが私に飛んできたわけです。これって実は、かなりすごい事なんですよ。

 

外資系はフラットな会社が多いといいます。つまり役職が少なく、レベル格差が少ないという意味です。私の会社もさほど多くはありません。ちなみに、私のポジションは社長より4段階下です。

 

社長―> Chief Administrative Officer―> 本部長―> 部長―> 私

 

何か報告があるとしたら、本来なら

 

私―>部長―>本部長―>Chief Administrative Officer―>社長

 

と、レポーティング・ラインをあがっていくべきわけですよね?

 

それがなんでいきなりすっ飛んで私から社長に直報告する必要がある?細かいことはわからないから私に報告させる?いやいや、社長がそんな細かいこと知りたいわけないでしょう??Chief Administrative Officerや本部長ぐらいが報告することなんじゃない?彼らが無理としても、せめて部長レベルが社長に報告するべきなんじゃない?なんで4段階も下の私目に報告させる必要がある??

 

答えは、必要ありません。

 

では、なんで私がさせてもらえるかというと、本部長や部長が私を上層部に売りたいからです。はい、つまり前回もお伝えしたRaising my exposureです。

 

ここで一度おさらいいたしましょう。前回のコラム(出世したいのなら ― 参加型の味方になろう (3))では出世したいのであれば、「上層部が企画したお勉強会には参加しましょう」と書かせてもらいました。その理由は上層部へのエクスポージャーを高めるため、顔を覚えてもらうためです。

 

「エクスポージャーが高まれば、昇格するチャンスが増える」が、現場が昇給・昇格の権利を握っている外資系ではゴールデン・ルールです。ということは、いかにエクスポージャーを増やすのかを常日頃努力するのが外資系では出世の近道!といえるでしょう。エクスポージャーを上げることをしなければ、出世はありえないと言っても過言ではないくらいかも・・・。

 

それをみんなわかっているので、私の上司はこうやって社長にコンタクトする場を設けてくれるのです。

 

OKならば、エクスポージャーを増やすために上司がこういった報告をお願いしてきたら、いやがらずにどんどん前にでていけばいいのね!と思った方がいたなら、あなたは半分正解です!もしこういった機会を与えてもらえたなら、どんどん受けてこなしていきましょう。

 

ところでなんで半分のみ正解?残りの半分って何?

 

ここでみなさんに考えてもらいたいことは、「待っているだけでいいのか?」ということです。上司が上層部とのコンタクトを取り計らってくれるまで待っていよう。大きなプロジェクトを担当させてくれるまで待っていよう。な~んて思っているようではまだまだ甘いです。

 

出世したいのであれば、道は自分で切り開け!

 

ってなことで、どうやって道を切り開いていくかは、次回ということで。。。。

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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