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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

その”Sorry”が無ければ通じるのに2017.10.31


元外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。ついつい”Sorry”と言ってしまう癖、お持ちではありませんか?

 

先日9:40amごろ、外資系企業の会議室で研修のスタンバイをしていました。壁が薄いのか、隣で電話会議(以下テレコン)をやっているのがよく聞こえました。

アメリカ人がスピーカー・フォンで話していますが、凄かったです。ネイティブがここまでスローに話せるとは信じられないほど、限界に挑戦しているかのごとくゆっくり話しています。システムかアプリケーションの説明をしていて、どうしても聞き手である日本人達に理解してもらう必要があったようです。

彼女が、”How many sites will be affected?”と聞きました。隣の部屋にいた日本人男性が、蚊の泣くような声で何か言いました。

テレコンの時は、通称・ひとで(テレコンの機器)に向かって、大きな声ではっきり話さないと聞こえないです。アメリカ人が、”Excuse me? What did you say?”と聞き返しました。

日本人、”XXX Five.” と答えたようです。 Fiveの前、何て言ったのでしょうか? 

アメリカ人が、”Can you say it once again?”と言いました。
日本人、再び ”XXX Five.”と言っています。

この流れで、Five の前にくる単語と言ったら、”Only”・”Just” くらいしか思いつきませんが、他に何かあるでしょうか? 自分のセミナーの準備の手も止めて、耳をダンボにして聞こうとしてしまいました。

Sでスタートしているような気がするけど、”Simply Five”じゃ変だしなぁ と考えて、はたと気がつきました。”Sorry, Five” と言ってるのかもしれません。

隣の部屋の、アメリカ人と日本人の押し問答をもう一度聞いて、確信しました。やはり、”Sorry, five.”です。

これは、アメリカ人には聞き取れないですね。

相手の声が小さくて、発音がはっきりしない場合、文脈から想像して聞き取るわけですが、まさかこの場面で詫びをいれるとは、半分外国人のような私でも(笑)夢にも思わないので、アメリカ人には想定外の単語すぎて聞き取るのは不可能です。

日本人が得意な”Sorry”が思わず出たのでしょうが、”Sorry for my poor pronunciation. I meant Five.”とでも言いたかったのかもしれませんが、その必要はあるでしょうか?

ネイティブは、外国人に完璧な英語なんか求めていないので、相手が一度聞き取れなかったくらいで謝る必要は全くないのです。必要ないところで謝った末、相手が完全に混乱したという実例です。”Sorry”とつい言ってしまう癖、なんとか直しましょう。

特に、現在海外にいる方、交渉を英語でする必要がある方は気をつけないと、”You apologized. You admitted you were wrong.” などという展開になりますので、くれぐれも気をつけて下さい。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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