グローバル転職NAVI
元・外資人事部長、現グローバル人材育成家の鈴木美加子です。本日は、無料オンラインセミナーのお知らせです。
外資に転職するには、英語がペラペラでないといけないと思っていませんか?
求められる英語力は、所属部署とポジションの高さと実務で海外と関わるかによります。
TOEIC600点でも外資に就職・転職できる職種が3つあります。そのうちの二つを解説します。
1. 営業 (海外営業を除く)
外資といえど、お客様が国内の日本人の場合、英語がペラペラである必要は全くないことになります。もちろん管理職になると、レポートを英語で書いたり本社と英語でやり取りすることになるので、さらに高い英語力が必要になります。
2. エンジニア
海外プロジェクトに関わらない場合、高度な技術力があるほど、とりあえずは英語が必要ないことになります。日本人で英語ができるエンジニアは、まだ一握りしかいないので人材の争奪戦になります。
昔、シリコンバレーに本社があるIT企業に日本法人が直接レポートしていた時、
技術部でエンジニアのオープン・ポジションができて、優先順位は a) 技術力 b) 英語力 c) 日本語でした。本社とのやり取りが多く、英語ができなくては回らなかったのです。もともとニッチなエリアだったこともあり、この優先順位で日本人を探すのは至難の技で、最終的に日本語ができないモロッコ人を採用しました。
英語ができることで人材としての価値が上がり、最も年収が増やせるのはエンジニアです。
話を戻すと、英語力がまだそんなに高くなくても外資に入社できるので、ご興味がある方にはチャレンジをお勧めします。
成果主義ですぐクビになるという都市伝説が怖い方は、少し企業文化が日本寄りである外資を選ぶという手があります。
そのための指標は3つです。
a)日本に進出して何年か?
日本に根ざして30年ビジネスを続けられている外資があったとします。最初の頃は、本社からのメンバーの方が多かったかもしれなかった社員の構成は、圧倒的に日本人が多い状態になっているでしょう。ローカライゼーションに成功したからこそ、日本で生き残ることができたのですが、企業文化を決めるのは多数派は誰かです。日本人が圧倒的に多い組織は、カルチャーも日本的でマイルドな確率が高いです。
b) 社員数
前出の日本での歴史と深く関係があります。例えば、社員の総数と外国人・日本人比率の例を挙げてみます。
社員10名:外国人6人、日本人4人
社員1,000名:外国人17人、日本人983人
大きな会社は、トップの経営層には外国人が多いけれど、社長の2段階下の層はほぼ100%日本人ということがありえます。日々のやり取りは日本語になりますし、根回しなど日本的な文化も登場するでしょう。
c)社長は日本人か?
日本人が社長なのか外国人が社長なのかは、企業文化に大きな影響を与えます。日本人社長に長い海外経験があったとしても違いは現れます。いざとなれば、日本語で説明できる人が相手なのと、どれほど複雑な話でも英語でわかってもらわないといけないのでは、雲泥の差があります。
つまり、最初の外資への転職で大きなカルチャーショックを受けたくなければ、日本に進出して10年以上経っている、社員数が多い、日本人が社長の会社を選べば良いことになります。
上記のほか、外資で求められる英語力の詳しい解説、英語での面接を突破するために自分で出来る準備は何かなど、具体的にお話する予定です。
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日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師
株式会社AT Globe http://atglobe.jp/
強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。