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アカデミー賞スピーチに学ぶ、人前で話すのが苦手な人のための5つのTips2014.03.28

3月3日(日本時間)、第86回アカデミー賞の授賞式が行われました。アメリカでは非常に注目度の高いイベントで、毎年盛大に盛り上がります。このときの受賞者のスピーチはとても印象深いもの。笑いあり、涙ありのスピーチはアカデミー賞授賞式の見どころの一つでもあり、大変感動を呼びます。 もちろん大勢の前でのスピーチに慣れている著名人ばかりではありますが、彼らの印象深いスピーチは、私たちが人前で話すことにおいても学べる点がたくさんあります。また英語のスピーチでは、日本語のスピーチとは異なる話の展開方法や、ジェスチャー、抑揚などのポイントがあります。 今回は、人前で話すのが苦手な人のための、ビジネスシーンでも活躍する英語スピーチTipsを、実際のアカデミー賞受賞スピーチを参考にしながら紹介していきます。

Tips1.出だしが肝心!聞き手を引きつける“つかみ”を準備

“座ってください。皆さん、立ったままでいるには、お年を召されすぎてますから”

-主演女優賞 ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン(Blue Jasmine)』

これは少しシーンを選ぶかもしれませんが、軽く笑いが取れるくらいのユーモアがあるとグッと聞き手を引きつけることができます。

日本語のお堅いスピーチの場合、「ただ今ご紹介に預かりました○○会社の○○と申します。」といった感じになりがちですが、これから始まるスピーチで聞き手を退屈させないためにも、出だしは場を和ませて自分に注目を集める必要があります。「○○をご存じですか?」といったように、質問で始めるというのも英語スピーチではよく使われる手法です。

Tips2.目線も重要。思いを込めて、聞き手にアイコンタクト

 “1971年にルイジアナ州で10代の少女が2人目の子供を妊娠しました。彼女は高校を中退したシングルマザーでした。でも、何とかして自分と子供たちのために暮らしを向上させました。”

助演男優賞 ジャレット・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』 

今回の授賞式で最も感動的なスピーチだったとも言われているジャレット・レトのスピーチ。この言葉は同伴した母を見つめながら話したそうです。スピーチでは誰に向けて思いを伝えたいか、ということが大切です。

特別な一人に向けて話すわけではない場合も、目線は重要。思いを込めたスピーチも、目線が乱れていると緊張が聞き手に伝わってしまいます。会場を3つくらいのブロックに分け、1~2文を話すごとに目線を動かします。

またジェスチャーを交えながら聞き手にアイコンタクトを取るようにすると、気持ちの伝わるスピーチができます。

Tips2.目線も重要。思いを込めて、聞き手にアイコンタクト
Tips3.原稿をそのまま読んではダメ!キーワードと概要くらいのメモにとどめて

“人間に必要なものは3つあります。感謝、期待、目標です。まず、神に感謝します。感謝は報われるんです。そして父に感謝します。父は男になることを教えてくれました。母は自分たちを尊重することを教えてくれました。”

主演男優賞 マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』

とてもスムーズに要点をまとめたスピーチ内容ですが、無論マシュー・マコノヒーは何か原稿を見て話しているわけではありません。原稿を読んでしまうと、聞き手とのアイコンタクトも取れず注目を維持しておくことが難しくなります。話の内容を全て覚えられない場合にも、キーワードや概要を書き出したメモ程度にとどめ、ジェスチャーを使いながら聞き手に話しかけていることを忘れないでください。

またアカデミー賞の受賞スピーチも原則45秒までと決まりがあるように、大抵スピーチ時間は制限があるものです。事前に外せないスピーチのポイントを絞り、メモを見ながら話せるよう練習しておくことも大切です。

Tips4.感謝の言葉を忘れずに。最後は大きな笑顔で

“全身全霊を捧げ、この作品に取り組んでくれたことに感謝します。私にこの役を与えてくれてありがとうございます。私の人生の喜びとなっています。”

助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』

ルピタ・ニョンゴは感極まって声を震わせながらこの言葉を言い、大きな笑顔でスピーチを締めくくりました。受賞のスピーチに限らず、スピーチの内容に関わる人たちや、そのスピーチの場を与えられたことに対しての感謝の言葉を忘れずに話しましょう。

また最後はゆっくりと聞き手の方を見渡し、自信のある笑顔で終えると印象深いスピーチになります。

Tips5.実際に声に出して リハーサルを行おう

“今も世界中には、2100万人もの人たちが奴隷状態に置かれている。”

作品賞 スティーブ・マックイーン監督 『それでも夜は明ける』 

このことをスティーブ・マックイーン監督は大変力を込めてスピーチをしました。もちろんスティーブ・マックイーン監督は、偉大なる映画監督なのでスピーチは慣れていると思いますが、それでも特に強調して伝えたいメッセージは予め準備して、受賞に備えそれなりに練習をしたことでしょう。

誰もが練習なしにスムーズなスピーチはできません。スピーチに慣れていない場合は特に、実際に声に出して本番さながらのリハーサルを行うことが大切です。

またスピーチは場数を踏んで上手になるということもあるので、小さな会議などにおいても、普段も聞き手を引きつけるような話し方をするように心がけておくと良いでしょう。 

いかがでしたでしょうか。アカデミー賞の過去の感動的な受賞スピーチは、動画サイトに上がっている場合もあるので実際に見てみるととても参考になります。人前に慣れている人たちとは言え、この日の受賞を夢見てスピーチの内容を練っていたことでしょう。 スピーチは、事前の準備をきっちりやったら、本番ではもちろん気持ちも大切。特に伝えたい内容に気持ちを込めて抑揚を付けて聞き手に話しかける、ということが重要です。聞き手とコミュニケーションを取るように、自信を持って笑顔で話すことを心がけてください。

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