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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

しくったぁ‐女子よ、もっと自分を宣伝せよ!(3) 2015.10.27

 

女子が何故か落ちてしまう落とし穴。周りの男性をみて「大したことしていないのに、偉そうに」って思ってしまうあなた。きっとそれは女子が陥りやすい落とし穴にすっぽり落ちてしまっているのかもしれません。で、いったいどんな落とし穴かって?油断していると気が付かないので、再度ここで事象を整理してみましょう。(だって、瞬きしていると見えなくなるってくらい気が付きにくいんですから。。。)

 

二つの似たようなプロジェクト、XとYについて:

●   グローバルのプロジェクトで、人材採用するように予算が与えられた。

●   プロジェクトXには4人、そしてプロジェクトYには3人。

●   両プロジェクトとも採用が遅れていた。

●   プロジェクトXに関してはグローバルからの問題危惧もなく、着々と進み終了。

●   プロジェクトYに関しては採用が遅れていることに関して、グローバルから苦情メールが本部長に入った。

●   本部長の指示の元、グローバルと連絡をとり人材採用に遅れが出ている事は問題視されなくなった。

 

採用が遅れるという同じ現象が起きたにも拘わらず、かたや問題があったことさえ認識されず、かたや問題となったが、問題を解決したと認識された。

 

この違いって何で起きたのでしょう?

 

正直、私もプロジェクトYでミーティングに呼ばれるまではまったく気が付いていなかったのですが、すっかり、ずっぽり落とし穴に落ちていたんですねぇ。しかも2度も!

 

何度も何度も同じような事を書きますが、もう一度おさらいしますよぉ。(だって落とし穴に2度も落ちちゃったんですから!)

 

プロジェクトY担当のAさんとBさんの場合は何が起こったでしょう?

 

●   プロジェクトを進めていた。

●   採用が遅れていることは認識していた。

●   日本の出席者のみの公式な報告の場でのプロジェクト報告はしていた。

●   採用が遅れている事に関して、ニューヨークにいるグローバル責任者であるSさんが問題定義をするであろうとまでは考えなかった。

●   案の定Sさんから、本部長に問題危惧するメールが舞い込んだ。

●   本部長の指示の電話会議やメールを出してSさんをなだめるのに成功した。

 

結果、AさんとBさんは、

・ 「こんなに大きな問題をグローバルと対応して解決し、プロジェクトを進めてくれている」と本部長に褒められた。

・ 本部長も問題を解決に導けたし、頼りがいのある部下を持って良かったと感じていたみたい。

・ 部長や副部長も本部長の采配に見事!って思っていたようだ。本部長の指示通りに動いて問題解決したAさんやBさんを素晴らしいと思っていたみたい。

・ そして何より本部長、部長、副部長と全員プロジェクトYへの理解を深め、愛情?も湧いていたよう。

 

それに比べてプロジェクトXを担当した私はどうよ?

●   プロジェクトを進めていた。

●   採用が遅れていることは認識していた。けれどもプロジェクト完了には影響ないと判断した(落とし穴1!)。

●   日本の出席者のみの公式な報告の場でのプロジェクト報告はしていた。

●   Sさんが心配するかもと思い、電話会議やメールなどで、裏で連絡をいれていた。(落とし穴2!)

●   結局、人材採用が遅れていてもプロジェクトを期日までに終わらせられる自信があったので、問題を問題と思わず報告しなかった(落とし穴1)、裏でSさんとコンタクトしている努力をしているにもかかわらず、Sさんが心配するかもしれない問題点があることや、問題になる前に裏で抑えておく努力をしている事を上司に報告することをしなかった(落とし穴2)。

●   淡々と仕事を片付けて、プロジェクトを終わらせてしまった。

 

結果、私は、

 

・ 誰も問題があった事を認識していないので、誰からも「問題解決、よく頑張ったね!」なんて認識してもらえなかった。

・ プロジェクトが成功して終了したときは評価してもらえたが、本部長、部長、副部長のプロジェクトへの関与は少なく、愛着もさほどなかった。。。つまり評価もそこまで大きくない・・

 

いや~、しくった!しくった!へまをした!
 
もっともっと「自分を宣伝!」するべきでした。

 

私としたことが・・・

 

まさかここまでしっかりすっぽり落とし穴に落ちるとは!しかも2度も!

なんたる不覚!

 

しかもよ、プロジェクトYでAさんBさんが慌てふためいて本部長に指示を仰ぐまで全く落とし穴に落ちていた事さえ(2度も!)もわらかなかったなんて?!??!

あ~、情けない!

 

あ~、悔しい!

 

まぁ、終わった事はしょうがないじゃない。忘れましょう。

 

それよりも同じミスを起こさないために、今後どうやったら良いか考えてみましょうよ。

 

横浜リサは「自分を宣伝する」ためにいったいどんな事ができたのか?

 

その答えはまた次週ということで・・・ここからがいよいよ今回のコラムの肝に行きます。次週もぜひ読んでいただき、女子よ、もっと羽ばたいてくれたらうれしいな。

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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