グローバル転職NAVI
昨今、IT業界のみならず、世界中の経済界で大きな存在感を放っているGoogleやApple、Facebookに代表される外資系IT企業。
お給料が高い、実力主義で能力が高められそう、英語が話せてかっこいい!そうしたもろもろのイメージから、外資系企業で働きたい!と憧れをもって転職先を探している方も多いのではないでしょうか。
私たちが抱く外資のイメージは、なんと言ってもスタイリッシュな社名にも象徴されます。
カタカナや英語のかっこいい社名をみてつい「外資系かな?」と思ってしまうこと、ありますよね。
では反対に、日本語の社名なのに、実は外資系という企業も存在するのはみなさんご存知でしょうか?普段から街で広告や看板をよく見かけるような、誰もが知っている会社が意外と外資系だったりすることがあります。
そこで今回は、日本企業のように思われることが多いが実は外資系、という国内企業をいくつかご紹介します。
「KY(カカク、ヤスク)」でみなさんご存知の西友。もともとは西武百貨店のスーパーマーケット部門でしたが、業績不振から現在は世界最大の小売チェーン『ウォルマート』の子会社になっています。
ウォルマート感をほとんど感じさせていないので、知らなかった方も多いのではないでしょうか。
日本を代表する自動車メーカーのひとつである日産自動車。
しかし、販売不振が続いたことから、1999年にフランスの自動車メーカーのルノーとの資本提携を結び、同社の傘下に入り回復を目指すことになりました。
当時からCEOを務めるカルロス・ゴーン氏の知名度もあって、こちらはみなさんご存知かもしれませんね。
医療用医薬品に強みをもつ製薬会社です。
2002年、スイスの大手医薬品メーカー、エフ・ホフマン・ラ・ロシュとの「戦略的アライアンス」に基づきロシュグループの傘下になりました。
実質的には買収だったのですが、当時のCEOは戦略的アライアンスであると主張しました。名前からはとても想像できませんね。
ガストやバーミヤンなどファミリーレストランチェーンで知られる会社です。
みなさんも一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
2011年に、アメリカの投資ファンド・ベインキャピタルが、株主だった野村プリンシパルファイナンスから買収し、外資系になりました。
オランダに本拠を置くロイヤル・ダッチ・シェルのグループ企業です。
ガソリンスタンドとして多く配置されているので、車を運転する人にはなじみがあるのではないでしょうか。
1985年に、日本企業である昭和石油と外資系企業であるシェル石油が合併してできました。「昭和」と名がついているのに外資系なんて、意外ですよね。
いかがでしたでしょうか。外資系企業と一口にいっても、その成り立ちや内情は様々です。
外資系への就職を希望していても、漫然と企業を探していると、こういったひと目では外資系だとわからない企業を見落としてしまうかもしれませんね。
とは言え、その成り立ちによっては資本比率が国内に偏り、外資と言えども実態は国内企業のような会社もあるでしょう。そうした企業分析をしっかりした上で、自分が本当に働きたい環境はどんなところなのか、考えてみるとよいでしょう。