グローバル転職NAVI

キービジュアル キービジュアル

花野 桜のキラキラ女性錬金術

女性の方が有利かも? CxOを目指してみませんか。2016.11.22


先日、30代半ばのキラキラ女子と食事をした際にめでたく管理職になるという話を聞きました。ビジネスパーソンとして出世という言葉は常に気になることだと思います。毎回、この出世という話をすると、企業規模に関して様々なのでしょうが内資と外資の企業で大きく違うようです。今回は、外資経験が多い私から見た出世に関する考え方についてご紹介します。

俯瞰の業務能力


今はフリーのコンサルタントとしての立場で活動している私の顧客は内資のお客様ばかりです。また、大学の同期も含め知人・友人の多くも内資の企業に勤めています。その中で私の感覚知の話になってしますのですが、出世している方の傾向として、40代まで少なくとも2職種の経験はしています。例えば、営業職10年経験し、その後、人事職10年などという職種の経験をつんでいる方が多くいるように私は感じています。大手企業の役員の方も経歴を見ると複数の部門を経験している方がいます。これは、いい意味で現場を知らずして役員として管理していけないということなのでしょう。そこに関しては、否定するつもりはありませんが、尖りがあるプロフェッショナルは育ちにくいとも思います。

 

外資系での出世


外資系の会社で長く働いてきた私は、出世という概念があまりありませんでした。私の中で、おそらく同僚もそうなのでしょうが、ポジションは自分で作るものだという発想をしている人の方が多いでしょう。イスが予め用意されている訳ではなく、いかに専門性高く仕事をしていくことを表現できるかということを重要視していました。私にしかできないことだから、私にポジションを下さいということが出世に一番近い感覚だと思います。この感覚が女性の私にフィットしたから外資系の企業で活躍できたのかもしれません。

 

日本にはまだ浸透の浅いプロフェッショナルの育成


日本では、CEO、CFOや、おそらくCTOという言葉までは一般的になっていますが、本当の意味でのCxOがどれくらいいるのかという、あくまで個人的にですが多くはないのではと思っています。少なくとも私が知っている限りでは、責任者としての意味合いが大きい方がほとんどだと思います。私の知っているCEOは、30代から複数社に渡りCEOです。外資系の中だと、職種のプロフェッショナルという意味合いが大きいです。特段、MBAを取らなければいけないわけではなく如何にその職種について専門性を持っているかということが重視されます。私のコアスキルはマーケティングだったので、常にCMOのポジションを狙っていましたし、そのポジションがない場合は自分でその席を作ろうと思っていました。女性の多くは、結婚や出産のタイミングでビジネスの現場を離れることが多くあるかと思います。私も30代後半、自分で言うと変なのかもしれませんが、職場でキレキレのときに出産のため現場を離れることがありましたが、専門性を磨いていたために自分のポジションが埋まるわけではなく、空席のままとなっており、復帰する際は自分のポジションに戻ることができました。もちろん、社内事情やその会社の人事制度などにもよるのでしょうが、私が勤めていた外資の企業が、私を職種のプロフェッショナルとして育成していたこと、私が職種のプロフェッショナルとして成長しようと強く意識していた結果だと思います。

 

あなたもCxO目指しませんか


ここまで熱く語ってきた私ですが、結果的にはCMOのポジションには付くことができませんでしたが、そのスキルを持ってフリーとして独立しおかげさまでお客様にも恵まれました。私が最後に勤めていた企業では、現在CMOのポジションに私の後輩が就任しました。これから、労働市場が変化する中で働き方が多様になり、内資の企業の人事制度もそれに対応せざるを得なくなるかと思います。今から、CxOを意識して働くことで自分の価値を高めていくプランを考えてみてもいいのではないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外資・グローバル企業の求人1万件以上。今すぐ検索!

この記事の筆者

花野 桜

20後半から30代前半を仕事に捧げ駆け込み37歳で結婚&38歳で子宝に恵まれる。
外資系コンサルを中心に転職を重ね、女盛りの40歳を区切りに個人事業主としてコンサル業を開業。中小のオーナー企業を支援。短期的な付き合いではなく、企業の発展を最後まで見届ける覚悟で日々活動を行う。

合わせて読みたい

---