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花野 桜のキラキラ女性錬金術

線を引くことで職場での評価を上げる2017.01.10

 

職場ではビジネスパーソンとしてのあなたと、プライベートに近いあなたも評価されることを意識したことがありますか。今回は、私が経験した職場での評価に関するギャップに触れながら、あなたがより良い評価を得るためのポイントとして線を引くということを紹介したいと思います。

 

業務の中での相手からの評価


私が子供にお手伝いを頼むと、子供は『いつまでに?』と聞いてきます。我ながらいい子を育てたと思っています。仕事を頼まれたときに、期日に関して確認を取らない人が意外と多いと思います。特に残業者が多い組織では多いのではないかと個人的に感じています。私が入社した1社目の企業と2社目の企業の大きな差でした。1社目は、特に期日を言われることもなく自分のペースで仕事をやり続けました。期日がないのでやり終えたという満足度はありますが残業も増えていきました。この環境がベースにあった私にとって2社目は衝撃でした。自分に課せられる仕事ももちろんですが、パートナーに対しても対応が違います、わかりやすい例を出すと、電話で伝言を残す際、

1社目は、

また電話します。

2社目では、

30分後に電話します。

ということが徹底されていました。この環境に慣れない間、何度か上司に怒られました。期日や納期を切らないことは、相手の時間を長く拘束してしまうことになる、とその都度お言葉を頂戴しました。先述の電話の例だと、また電話しますだと相手も電話を待つ必要がありますし、やりたい業務もセーブしてしまうかもしれません。一方で30分と時間を伝えることで相手側はその30分後だけ意識すればよくなります。社内の業務に関しても、いつ報告が来るかわからないよりは、期日を定めることで時間を有効活用できるようになります。さらに、当然、調整は必要ですが、期日を切ることで無理な業務設計をしなくなります。相手の緊急度も探れるので、意志の相違によって評価を下げることもありません。双方の意思統一ができていないまま業務を行うことは危険です。業務としての結果は同じでも、自分では早くできたと思っていても、実は、相手がかなり待ったという印象を持っていると評価を下げてしまいます。しっかりと、期日という線を引き目線を合わせましょう。

 

業務ではない業務での相手からの評価


私は、社内の行事ごとの係りをよく頼まれていました。始まりは忘年会の幹事でした。まだ若かった私は一生懸命お店を探し、余興を考え当日を乗り切りました。上司や先輩からの評価もすごくよく大成功でした。次に、退職者へのプレゼントの買い出しも、趣味や好みを探り、お休みに数件百貨店を回り購入し、それも大成功でした。それ以来私の手元へ業務であって業務でないことが次から次に舞い込んでくるようになりました。要するに雑務係になりました。20代前半はまだ、業務量も少なく時間も確保できていましたが、27歳前後だと自身の仕事で身動きが取れなくなります。それにもかかわらず、月末、年末、年度末は予期せぬ雑務が舞い込んできます。とうとう妥協してお店選びをすると不評の嵐が巻き起こりました。なぜか、業務ではない業務で私は、自身の評価を落としてしまいました。そこからは、皆で持ち回りになったのですが、自身が送別される際に同僚から聞かされた、『お前幹事好きだったよな』という衝撃の言葉。人の目には、喜んでやっていたように見えていたということを知り愕然としました。好きな人がやる行為と、好きでない人がやる行為では評価がだいぶ違います。頼みやすい人という評価は素晴らしいですが、何でも頼みやすい人になってしまうと頼まれる全てで評価されてしまします。●●に関しては頼みやすい人という線をしっかり引くことが大事です。私の場合は、『出欠のとりまとめは苦手だけど、お店選びは好きだから任せて』というように、頼まれた際に、ダメなことだけでなく、大丈夫なことも伝えしっかり線を引きます。業務ではない業務で評価を落とさないためにもしっかり線引きをしましょう。

 

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この記事の筆者

花野 桜

20後半から30代前半を仕事に捧げ駆け込み37歳で結婚&38歳で子宝に恵まれる。
外資系コンサルを中心に転職を重ね、女盛りの40歳を区切りに個人事業主としてコンサル業を開業。中小のオーナー企業を支援。短期的な付き合いではなく、企業の発展を最後まで見届ける覚悟で日々活動を行う。

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